フリーランスで働く人にとって、税金の処理は相応に大変となる。所得税の確定申告時期は毎年2月中旬から3月中旬と決められているため、この期間内に提出しなければならないわけであるが、自由業の場合にはその申告方式をどうするかという問題もあり、その申告方式によっては所得税の控除が変わるために税額が数万円単位から数十万円単位で変わるおそれも出てくる。
もし所得税の青色申告を受けようと思えばあらかじめ税務署に届け出ておくことや、帳簿類の作成などが義務付けられる。したがって、簡単な簿記に関するスキルは必須となる。この簿記に関するスキルに不安がある場合には税理士に依頼することも検討すべき事柄となる。
税理士によっては、帳簿作成までは面倒を見ないというところがある。帳簿作成はあくまでクライアントに任せてその後の帳簿作成結果が間違えていないかどうかのチェックのみを行ったり、あるいは決算書類つまり損益計算書や貸借対照表などのみを作成するといった具合に、特定の必要な書類だけを作成するといった行為を行うケースである。
税理士はどこまでを引き受けるのかについては千差万別であるために、実際に依頼する段階で確かめることが重要である。クライアントに最低限のところまでの作成を行うように言ってくるケースも少なくないが、最初の数年間は帳簿の作成指導を行う場合もあり、慣れて来てから徐々にクライアントに任せていくという形態のところもある。
さらに詳しく知りたい方は【税理士が教えるフリーランスの税金】を参考にしてほしい。